樹林舎

「土の香」書評



尾張発の民俗雑誌 柳田国男ら寄稿
「土の香」の翻刻版 21日に1冊目発売

(朝日新聞2013年3月16日 ※一部抜粋)

昭和初期に発行されていた尾張発の民俗雑誌「土の香(かおり)」の翻刻版が21日に発売される。柳田国男や宮本常一ら、そうそうたる民俗学者が寄稿していたが、購読会員限定で300部そこそこの手作り雑誌だったため、入手するのが難しい「幻の文献」となっていた。
このほど完成した1冊目には、柳田国男が同誌で発表した「忌と物忌の話」をはじめ、地元の郷土史家だった森徳一郎の「尾張切支丹(キリシタン)伝説」など、76編の論文や随想文を収録した。
国内各地の生活習慣や伝統行事、方言、昔話など、内容は幅広い。未刊行の文章も多数含まれている。


民俗情報尾張から発信 土俗研究雑誌「土の香」復刻
(朝日新聞2013年4月16日 ※一部抜粋)

土俗研究雑誌「土の香」は、昭和3年から終戦後にかけて、愛知県一宮市三条(旧中島郡起町三条)に住んでいた加賀治雄(1893〜1958)が主宰していた土俗趣味社が発行していたもので、主に以下のテーマに関する記事を収録している。
方言に関する研究/祭神祭礼信仰に関する伝説神話/神社仏閣、史跡、遺址に関する調査報告/性に関する信仰伝説其の他/冠婚葬祭に関する信仰伝説、奇習其の他/絵馬、名物、玩具に関する伝説来歴其の他/淫祠、邪神に関する信仰伝説其の他/盆踊、豊年踊其の他に関する歌曲方法伝説/随想、随筆、紀行短歌俳句其の他/伝説、口碑、奇習、行事、民謡、迷信、禁厭、其の他写真、スケッチ等郷土資料(土俗趣味社清規より)。
内容としては全国各地の会員から寄稿された文章を集めたもので、月に1〜2冊のペースでつくられ、昭和12年まで発行された第一期と昭和20年に復刊した第二期を合わせて約140冊が刊行された。
加賀治雄氏は号を紫水とし、明治26年岐阜市に生まれ、父親の転勤に伴い転居を繰り返した後、明治42年起町三条に居を定め、小学校教師としての仕事のかたわら雑誌「土の香」を発刊した。
加賀氏自身がほぼ1人で毎月40〜50ページにわたる寄稿原稿を浄書し、謄写版印刷して数百人の会員のもとに郵送するという仕事を繰り返していた。諸事情によって昭和12年に一旦休刊するに至ったが、戦後間もない昭和20年9月に復刊を果たすなど、本人の雑誌編集にかける強い思いが伝わってくる。残念ながら復刊後は長く続かなかったが、僅かな会費を受け取って出版を続けるという個人の奉仕的活動のもと、尾張地方から全国に向けて発信された民俗研究雑誌が存在したことはたいへん意義深いと考える。


ほか、以下のメディアにてご紹介いただきました。
・毎日新聞2013年4月18日号
・「月刊東海財界 2013年5月号」アナログブックリーダー
・読売新聞市内版2013年5月8日号

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『伝承地でたどる ヤマトタケルの足跡』愛読者カードより



■67歳男性(岐阜県)
出身が三重県鈴鹿市で、ヤマトタケルと縁のある土地で暮らしていました。退職したらこの本にある足跡を廻りたいと思います。

■52歳男性(愛知県)
分かりやすい地図で実際に歩く時にも持ち運びに便利な大きさ。内容も大変きれいにまとめられていて満足です。フィールドワークされている様子が目に浮かんできます。

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「ぼくらの名古屋テレビ塔」報道



ぼくらの名古屋テレビ塔
懐かしく新鮮さも
名古屋タイムズ・アーカイブス委員会


庶民派夕刊紙として1946年(昭和21)の創刊から2008年秋の休刊に至るまで親しまれてきた名古屋タイムズの紙面を復刻するとともに、残した写真を収録し書籍化した『名タイ昭和文庫』。シリーズ第三弾は、名古屋テレビ搭を取り上げた。

54年、倒壊地区でテレビ放送が開始されるのに合わせて日本初の集約電波搭として建設された。名タイは「完工のあかつきは『中京のエッフェル塔』として東洋一の偉観を誇る」と報じ、着着と出来上がっていくその様子を伝える。その紙面には人々のわくわく観がにじむ。

完成後の展望台から映された写真は今よりずっと空が広い。昭和から平成へ。テレビ塔を中心にした「名タイ調」の点描は、当時を知る人には懐かしく、知らない人には新鮮だ。

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『ぼくらの名古屋テレビ塔』 愛読者カードより



■38歳男性(あま市)
・カラーページがもう少しあってもよかったかも…。
・価格をもう少し下げてほしいです。1200円位
・テレビ塔の詳しい主要諸元や図面が見たい。
・主に昭和20年代後半〜40年代初頭の記事が中心でしたが、50〜60年代の記事は無いのでしょうか?
・次は名古屋駅特集の本が見たいです(松坂屋や大名古屋ビルヂングが無くなってしまう前に)

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『大須レトロ』 愛読者カードより



■49歳男性(名古屋市瑞穂区)
名古屋市及び区単位における昭和初期の画像集など、後世に残せる書物があるといい。今回購入した「大須レトロ」は大変良く出来ており孫の代まで語れるものと思う。円頓寺、大曽根、牛巻、堀田、雁道寺の商店街レトロシリーズがあれば最高!

■30歳男性(岐阜県恵那市)
私は名タイが好きで、以前から愛知県図書館で色々記事をコピーしてました。もう少し以前にこういうものを出版してくださればコピーすることなかったのに残念です。名タイで連載されていた「新地図」シリーズ(昭和27〜28年、昭和40〜41年)が面白いです。大須や円頓寺や駅西や大曽根などの商店街を55年前、45年前、現在と比較してみるのも面白いと思います。あと昭和42年頃連載されていた「駅西」ルポも面白いです。今後も樹林舎さん、名古屋市関連の出版物を出して下さい、おねがいします。
あと戦前の名古屋新聞連載の「街のバイキング」(S10〜11)と戦後の中部日本新聞連載の「停留所かいわい」(S28)もなんとか本にしてもらいたいです。

■41歳女性(名古屋市中区)
大須観音の本堂の向きがどうして変ってしまったのか、ずっと疑問に思っていましたが、ようやく解決(?)することができてうれしいです。叔父が(S26年生れ)「子どものころに¥100もらって日がな一日過ごした映画館が写っている」ととてもなつかしそうに言っていました。

■81歳男性(四日市市)
懐かしい写真が多くあって良かった。欲を言えば昭和中期(S10年)〜終戦までの記事、イラストマップが欲しかった。

■65歳女性(神戸市西区)
大須の歴史がよくわかります。大須に行ってみたいと憧れています。よくこれだけ調べあげられました。感心します。

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